私のセッションを受けて、どんどん楽になっていく人もいれば、少し改善したところで止まってしまう人もいます。
「何が違うのだろう?」
長くセッションをしている中で、ずっと考えてきました。
改善に向けて動き始めたとき、
「なんだか楽しみ」
「この流れに乗ってみたい」
と、わくわくしながら変化を受け取れる人は、比較的スムーズに前へ進んでいきます。
でも実際には、変化が怖くなってしまう人の方が多いかもしれません。
では、少し良くなったところで止まってしまう人には、何が起こっているのでしょうか。
私は、そこに潜在意識のブレーキが働いていることが多いと感じています。
なんで良い方向に行っている時に、わざわざ自分が止めるのか?
それは潜在意識にとっての第一優先は「幸福」ではないからです。
「生存すること」これが第一優先なのです。
潜在意識と言うのは、昔から私たちを守ってきました。
だから、こちらにしあわせがあるよ。と教えてもらっても、
「いや、しあわせよりも、安全パイなこのままがいいんじゃない?」と思うのです。
しあわせに向かう途中で、もしも何かあったらどうするの?と心配してくれているのです。
どんなに困った状態であっても、「今、生きている」のは事実。
ということは、潜在意識にとっては、
「動くこと=リスクが高いこと」 であり、
「このまま=リスクが最低」 になることなんです。
潜在意識にとっては、
「このままの状態」が最も安全だと感じられているのです。
たとえ今の状態が苦しくても、
“変化することの方が危険” だと判断してしまうことがあります。
では、この潜在意識の抵抗が出た時にはどうすればいいのでしょうか?
「怖くない、怖くない!」と無理矢理動かすことでしょうか?
違います。
まずは感謝を
潜在意識の起こしてる抵抗は、現状ではとってもお節介なことのように見えるのですが、
彼らは必死に守ってくれているのです。
だから、「余計な事しないでよ!」と邪魔者扱いするのではなく、
「守ってくれてるんだね、ありがとう。」と感謝してみましょう。
それによって、無理矢理 変えられると言う恐怖感が減って、かたくななブロックから解放されやすくなります。
変化は積み重ねていくもの
次に、少しずつの変化を積み重ねていきましょう。
1日に100歩進むと、景色も変わります。これが恐怖に繋がります。だから1日1歩進むのです。
1歩だけなら、景色も変わりません。昨日と同じ。安心です。
それでも、100日経てば100歩前に進めます。
100歩進んでも怖くありません。
体感を緩めて「怖くないよ」を伝える
もし、フリーズしてしまって体感がうまく出てこない時には、身体のこわばりに意識を向けてみましょう。
目をつむり、深呼吸をして、今の身体に意識を集中してみる。
いま、どこが椅子と触れているのか?
指先はどこにあるのか?
身体のどこかに力が入っていないか?
どこか痛くないのか?
そんなことを身体と話していくと、どんどんと身体がほぐれていきます。
驚くほど自分が、こわばっているのが分かる人もいるでしょう。
そして最後に。
絶対に自分が止めているんじゃない!と怒ってしまった方、必見です。
疾病ご利益(しっぺいごりやく)って知っていますか?
「疾病利得(しっぺいりとく)」 という心理学の考え方があります。
病気や不調そのものを望んでいるわけではないけれど、無意識のうちに“その状態でいることで得られているもの”がある、という考え方です。
実は。
お悩みや生きづらさが手放せない人は、無意識レベルでこんな風に考えている可能性があります。
●「関心や同情をひける」 困っている自分に優しくしてくれたり、気遣ってくれるという状態が嬉しくて手放せない。
●「責任をおわなくていい」
「何かが出来なくてもいい」 調子が悪いことで、許されて来たことを手放したくない。
●「被害者になれる」 今の自分が上手くいっていないのは、自分ではない何かのせいだと言える環境を手放したくない。
そんな風に思っていない!と思われたかもしれませんが、意外にも多くの人が陥る罠なのです。
この罠に捕まってしまうのは、大人が多いのもそのためです。
では、こうなってしまったらもう駄目なのか?
いえ、ダメではありません。こういう罠に陥ってしまった可能性があるとわかれば、そこに深く向き合うことができます。
そして、自分で、「こんな罠に陥って、せっかくの改善の可能性を自分の手で潰してしまってはいけない!」と思う心が、自分を救うことになります。
そのようなブロックがあることを認めて、
その邪魔にも見えるブロックも、自分の一部が自分のためにやっていることと感謝して、
そして、すこしずつそのブロックを緩めていく。
それがよい改善を生む秘策と言えます。
セッション前に読んでいてくれている人へ
そしてもし、この記事をセッション前に読んでいてくれた人には、すごくよいことがあります。
事前の心構えで、この罠に捕まらないことができるのです。
ご自身で、自分に問いかけてみてください。
「生きづらさを手放すのは怖い?」
「楽になったら、やらなきゃいけないことも増えるかもしれないけど…」
「それでも私は、慣れ親しんだ安心の場所から一歩踏み出して、自分の足で歩いて行こうと思ってる? 」
と。
私は、みなさんに、怖れに振り回されることなく、少しずつでも前に進んでほしいと思っています。
罠に陥りそうになった人も、陥ってしまった人も、みんな気が付いて
また改善のルートを進んでもらえると嬉しいのです。
もし今、
●変わりたいのに動けない
●良くなりかけると不安になる
●ひとりでは抜け出せない
そんな感覚があるなら、それは「ダメな自分」だからではありません。
あなたの中の一部が、これまで必死に守ってくれていたのです。
だからこそ、責めるのではなく、
「今まで守ってくれてありがとう。これからは、少しずつ新しい安全を覚えていこうね」
と、自分に声をかけてあげてください。
変化は、一気に起こさなくても大丈夫。 1日1歩でいいのです。
その小さな1歩の積み重ねが、気がついたときには、あなたをまったく違う景色の場所へ連れて行ってくれます。
そして、もしその途中でひとりでは難しいと感じたら、どうか一緒に歩いていきましょう。
私は、みなさんが本来の自分らしさを取り戻していく瞬間を、
心から応援しています。
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